但馬五社巡りとは

豊岡市・養父市・朝来市に点在する由緒ある5つの神社を巡ることで、大きなご利益が得られると言われているのが但馬五社巡り。お正月に巡るのが一般的ですが、年始以外の時期でも十分なご利益が得られるそうです。
但馬五社を効率よく回るには?

但馬五社は、北から並べると以下の通り。
・絹巻神社(城崎)
・小田井鼎神社(豊岡市街地)
・出石神社(出石)
・養父神社(養父)
・粟鹿神社(朝来)
城崎温泉に宿泊して大阪・神戸方面へ帰る方であれば、城崎にある絹巻神社からスタートして朝来の粟鹿神社をゴールにするのがもっとも効率的です。
では、それぞれの神社についてご紹介していきましょう。
絹巻神社【豊岡市・城崎】

城崎温泉の中心街から約3㎞に位置する、絹巻神社。お尻を上げた格好の特徴的な狛犬が設置されており、拝むことで「しり上がりに運気が上がる」とも言われています。
また、絹巻神社からは円山川を見渡すことができ、天気によっては素晴らしい景観を拝めるでしょう。
小田井鼎(おだいあがた)神社【豊岡市・市街地】

豊岡市街地のカバンストリートから徒歩11分に位置する小田井鼎(おだいあがた)神社は、日本有数の鞄生産地である豊岡のルーツともいえます。当神社の参道にはかつて、豊岡鞄の原型である「柳行李(やなぎごうり)」の店舗が立ち並んでおり、境内にある柳の宮が昭和初期に建立されました。
豊岡を代表する祭りである「柳まつり」も柳の宮が建てられた昭和初期に始めったといわれています。
出石神社【豊岡市出石町】
但馬におけるもっとも格式高い「一宮(いちのみや)」である出石神社。古事記にもその記述がある天日槍(あめのひぼこ)を祭っています。ヒボコは太古の昔に新羅から日本へと渡来して但馬の地を豊かな土壌へと変えたことから「土木の神様」としても知られています。
また、敷地のほとんどは「禁足地」と呼ばれる立ち入り禁止の区域で、草木の伐採すらも禁止されているのです。
事前予約で御朱印もいただけます
養父神社【養父市】
かつては但馬牛の取引市が催されていた時代もあり、「取引の神」や「農業の神」としても崇められていました。そして、養父神社の魅力が最大限に発揮されるのはなんといっても11月の紅葉の時期。境内全体が赤く染まり、参拝客を魅了します。紅葉の時期には「もみじまつり」と銘打って限定お守りを販売する他、夜間には竹灯籠によるライトアップも行われます。
粟鹿神社【朝来市 山東町】

建立から約2000年という、但馬五社の中でももっとも歴史ある神社の1つで、出石神社とは長年にわたって一宮神社の座を争ってきました。敷地内にそびえる樹齢約400年、高さが約35mのご神木は必見です。約600年前に建てられたとされる勅使門は、朝来市の文化財に指定されています。
五社巡りの台紙は各神社に設置
但馬五社巡りでは、各神社に訪れた証となるスタンプが設置されています。台紙も各神社に用意されていますので、どこからスタートしてもOKです。出来れば1日で五社を巡るのが理想ですが、1日時間を確保するのが困難な方は仕事や用事の合間に1つずつ巡ってもよいでしょう。
東京都出身の豊岡市地域おこし協力隊。皿そばで有名な出石城下町の魅力発信を担当。たじまっぷ編集長として、豊岡を含めた但馬地方の魅力を日々発信していきます。
過去の経歴:不動産会社勤務→世界一周→ライター・SEO