講談とは?
講談とは、日本の伝統芸のひとつで、釈台(しゃくだい)と呼ばれる小さな机の前に座り、張扇(はりおうぎ)をリズミカルに叩きながら、歴史や人物の物語などについて語り聞かせます。座布団の上で着物を着て喋るので、落語とよく間違われます。落語は基本的には登場人物になり切って会話で話を進行させていきますが、講談は語り部としてストーリーを語りながら、進めていきます。落語にはナレーション的なものはほとんど入りませんが、講談はナレーション的な部分が中心といったところでしょうか。
まずは講談を生で体感しよう!!
言葉で説明するよりも、生で一度見ていただいた方がわかりやすいと思います。そこで、豊岡では11月、12月と二か月続けて講談会が行われます。
たった一日、講談を聞いただけで但馬の偉人について物知りになれる!?

11月6日は近畿最古の芝居小屋・永楽館(出石)にて、「但馬づくしの講談会」が行われます。旭堂南陵一門が、但馬ゆかりの人物を一日語りつくします。大石りくさんや植村直巳さん、中江種造さんなど、2部に分かれて13席を披露。たった一日で、講談はもちろん、但馬の偉人について物知りになれるかも!?
なお、当日会場へ行けない方向けに、オンラインでの配信もございます。
さらに大石りくについて深く学べる!?

12月には豊岡地区コミュニティセンターにて「忠臣蔵と新作講談 大石りく vol.2」が行われます。こちらは昨年に引き続き、2回目の開催。今年の開催日は、討ち入り二日前の12月12日(日)。
「大石りくまつり」として、毎年10月に大開通りで大石りくを偲ぶ催しが行われてきました。しかし、2017年に惜しまれつつも終了。それに代わるイベントとして、昨年より始まりました。
豊岡生まれ豊岡育ちの方は「大石りく」さんについてご存知かとは思いますが、他府県から豊岡へ来られた方には、なじみが薄く、名前すら聞いたことがない方も多くいらっしゃるかと思います。そういう方々にも、ぜひ来ていただき、豊岡の偉人の一人である「大石りく」さんについて、講談を通じて知っていただければ幸いです。
ちなみに、私も師匠「桂きん太郎」と共に案内人として出演させていただきます。
各公演の詳細とアクセス
「但馬づくしの講談会」
11月6日(土)出石永楽館
第一部 11時15分~ 13時半(休憩あり)
第二部 15時 ~17時10分(休憩あり)
(開場は開演時間の30分前)
チケット料金
第一部:2,000円(当日券 2,500円)
第二部:2,000円(当日券 2,500円)
一部二部通し券:3,500円(当日券 4,000円)
出演
旭堂小南陵 玉田玉秀斎 旭堂南慶 旭堂みなみ 旭堂南照 旭堂南桜 旭堂南春 旭堂南鈴 旭堂南遊 旭堂南明 旭堂南風 旭堂南璃
「忠臣蔵と新作講談 大石りく vol.2」
令和3年12月12日(日) 豊岡地区コミュニティセンター
開演 14時00分
(開場は開演時間の30分前)
チケット料金
1,500円
出演
玉田玉秀斎 玉田玉山 桂きん太郎(案内人) 桂ぎん次郎(案内人)
チケット販売場
豊岡観光協会・とよおかコミュニティセンター・宵田商店街・但馬信用金庫
新たに編集員として加わりました、噺家の桂ぎん次郎です。地元の方でもあっと驚かれるようなマニアックな観光スポットも発信していきますので、旅の参考にしてみてください。