但馬大佛(たじまだいぶつ)とは

兵庫県北部の香美町の山中に建つ仏教寺院、長楽寺。1200年以上前に、かの行基菩薩が諸国巡歴の際に足を止め、疫病や貧窮に苦しむ人々を救っていたという歴史があるほか、弘法大師が訪れたという言い伝えも残される、歴史あるお寺です。
そして、長楽寺敷地内の大仏殿に建造された3体の巨大仏像「釈迦如来像(中央)」「阿弥陀如来像(左)」「薬師如来像(右)」を但馬大佛(たじまだいぶつ)と呼びます。それぞれ15m以上と、奈良の東大寺の大仏をしのぐ大きさを誇り、初めて訪れた人はその巨大さに思わず心を奪われるのです。

3体の大仏それぞれが奈良の大仏越え!とにかくその大きさに圧倒されます。
願いをこめて線香を…

但馬大佛がある大仏殿の入り口周辺には線香が設置されています。「交通安全」や「家内安全」など、自らが叶えたい望みに合わせた線香に火をつけて、お好きな仏像に願いを託しましょう。

大仏殿の壁には800体以上の仏像が!現在も彫られている?

大仏殿の壁面には800体以上の仏像が安置されています。これらはすべて職人が手彫りしたもので、よく見ると1体1体細部の形状や表情が違うことに気づくはず。最終的に1200体が作られる予定で、現在も彫り続けているとのこと。全体が揃うのはいつの日になるのでしょうか。
日本で二番目に高い!五重塔にも注目

大仏だけでなく、敷地内の五重塔も注目ポイントです。建築技術の粋を結集した、高さ40mの重層寄棟づくりの塔は日本で二番目の高さを誇るとのこと。この日は積雪のために内部には入れませんでしたが、最上階からは絶景が見渡せるとのことです。

但馬大佛へのアクセス
但馬大佛は香美町村岡の小代(おじろ)に近い山中にあり、公共交通機関でのアクセスは困難です。城崎温泉からは約1時間、大阪からは養父経由か神鍋経由で約2時間半程度です。
住所:〒667-1366 兵庫県美方郡香美町村岡区川会642
TEL:0796‐95-1270
WEB:http://www.tajimadaibutsu.jp/
東京都出身の豊岡市地域おこし協力隊。皿そばで有名な出石城下町の魅力発信を担当。たじまっぷ編集長として、豊岡を含めた但馬地方の魅力を日々発信していきます。
過去の経歴:不動産会社勤務→世界一周→ライター・SEO